アボカド染め

アボカド染め

 

アボカド染め,

2回目のチャレンジ。

今回は、12月のイベントのために、羊毛を染めました。

なのですが、なかなか染色のために時間が取れなくて、今回は鍋帽子にお任せ染めです。

 

先日Instagramのストーリーに投稿したところ、反応がたくさんありびっくり。

私が知った時みたいに、やってみたい人がいるでしょうか?

テキトーですが今回の染めた手順を書き出します。

 

 

◉アボカド・種の丸い種類3個

緑色の果肉はタワシでこそげ落とし、皮は短冊に種は大き目の乱切りにして量が貯まるまで冷凍保存。

種は包丁の付け根を使うと簡単に切れる。

 

◉羊毛・洗い済み生成りのバッツ(羊まるごと研究所)

1回目 約28g、2回目 約31g、3回目 約44g 

(まだらになっても構わないので、湿潤なしで投入)

 

◉鍋にアボカドと水を3Lほど入れ、煮立たせ、1時間ほどくつくつ煮出す。

お玉などでかき混ぜ、空気に触れさせてみる。

(アボカドは酸化すると赤味が増すというのでやってみる)

 

座布団の上に鍋帽子用の座布団を敷いた上に、熱々の鍋を置き、鍋帽子、厚手の毛布を被せて24時間放置。

(工房キッチンの床)

 

◉鍋帽子を外すとまだ40℃くらいあった。

その染液を濾し、皮と種はキッチン用ゴミ取りネットに入れ染液の入った鍋に戻す。

 

アボカドの入った染液に1回目の羊毛を入れ、火にかける。

10分ほどで90℃を超え、火を消して鍋帽子の中へ入れる。

時間が取れず、2日放置。

 

◉20度ほどの染液。

羊毛を取り出し、再び火にかける。

70℃ほどの染液に2回目の羊毛を入れ火にかける。

すぐに90℃を超え、また鍋帽子へ。

 

◉24時間後、染液は40℃。羊毛を取り出し火にかけ、3回目の羊毛を入れる。(一緒に麻糸2種と、つやのある違う種類の羊毛も入れてみる)

三度火にかけ、90℃になった染液を鍋帽子の中へ入れる。

 

 

 

 

◉24時間後、染液は40℃。

羊毛を取りだし、染まった色が薄く濁ってきたので染液を捨て終わりにする。

取りだした種は赤黒くなっていました。

 

◉染まった羊毛は1回目と3回目、微妙に色味が違うけれど、同じくらいの色です。

羊毛が生成りの白だったので、つやのある羊毛や麻糸は真っ白を入れ、色味が変わるか検証してみました。

結果、地が白くても染まる色のグレイッシュな感じは変わりませんでした。

 

◉アルミ・濃度約5%で後焙煎するも色味は変わらず。

 

◉考察

アボカド・アボカドの種は大きな丸っこいものと小さめのナッツ型の種類がある様子。

上の種の写真は前回の写真で、参考画像です。

個人的には丸い種の方が色が出る気がします(未確認)。

でも中を開かないとわからないのでたまたまです。

 

 

前回は木綿のカディやシーチングを染めてみたくて、常に沸騰しないように火加減に注意をしつつ1~2時間ほど火にかけ続けたけれど、今回鍋帽子を使って温度がキープできることが分かったので、その方が楽だと発見。

 

肉じゃがと同じく、冷めるにつれ色が入るというので、2回、3回目はもう少し冷ませば色が濃くなるかも?

 

染めの途中も、アボカドの皮と種を入れておくのは効果的な様子。

 

 

アボカド3個分の皮と種で、羊毛約100gが染められました。

 

ユーカリと比べるとくすんでいますが、身近にある食べ物で染まる、という見本にはいいかな。堅牢度も高いようです。

時間が必要なので、ワークショップには不向き。

 

 

 

 

私がアボカド染めを知ったのは、アメリカ在住のYayaさんのこちらの投稿がきっかけでした ↓

https://www.instagram.com/p/CEhye56AL0p/

 

もし、種の形で色味が違うなど気が付いた方がいたらお知らせください。

 

 

 

「手仕事ルーム「まきば」」では、羊毛を染める体験も受付中です。

お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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